人工知能とチャットボット

マンマシンインタフェースとしてキーボードやマウスが多く使われてきましたが、人工知能の技術の発展とともにこれからは音声によるやりとりがだんだん主流となってくるでしょう。深層学習により音声認識や自然言語認識の技術が格段に向上してきているからです。家庭ではスマートスピーカーが使われ始めていますし、コールセンターやウェブサイトなどでチャットボットがよく使われるようになったきました。まだ直前の文脈の理解くらいまでしか出来ないので、広範囲で複雑な会話には人が対応を引き継ぐなど工夫が必要ですが、生産性はかなり向上するのではないでしょうか。米国のある大学で電話による学内サービスのアンケートを学生に取ったところ、人ではなく、ロボットが応答しているにもかかわらず、最後まで気づかなかった人の割合がかなりあったとのこと。チューリング・テストではないですが、かなりの線まで実用化出来るのではないかと思います。

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