EVと人工知能
先日、EVの意義について、トヨタの関連者と会話しました。EVは地球環境にとって重要ですが、クルマが走らない間でも価値を提供できるのではないか、例えばVPP(仮想発電所)における構成要素の1つとしての蓄電池やトランクを宅配ボックスとして使用することによって付加価値を提供できるのではないかとお話ししたところ賛同いただきました。宅配ボックスのアイディアはすでにBMWのクルマで実現されているようです。
ローランドベルガーによると、一般に所有されているクルマの95%は駐車場にいるとのことです。シェアリングによって走っている時間を増やすことも1つの考え方ですが、走っていない時の価値を考えるのは非常に意味があることだと思いました。
EVは大容量の蓄電池を積んでいるため、天候により発電量が左右される再生可能エネルギーの平準化に役に立てることができます。人工知能によって、短期、長期の天気を予測できれば余剰となる発電力を最大限に蓄電池に蓄え、必要なときに放出することでリソースの有効活用ができるようになると期待されます。
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